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TOEICを通してグローバルな英語能力を習得 (2016/10/06)

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■国際的社会で自己実現
国際的なステージで活躍できるのはどういった人々でしょうか。国の内外を問わず様々な事件が頻発する現在、ビジネスパーソンには広い視野と深い見識が求められています。中東問題、シリア難民、アメリカ大統領選挙。EU、COP21、TPP、オリンピック。国際ニュースを素早く捉え、独自のオピニオンを持ち、鋭敏なジャッジを行う。こうしたセンスを養い磨くには、どうすれば良いのでしょう。
地理的・歴史的な知識の集積や、政治経済に精通しているなど、土台となる一般教養は最低限の条件です。これに加え、今大きく問われているのは、世界共通の言語となる英語の能力です。
およそティピカルなトピックは英語によって発せられています。ニュース媒体にはなるべく多く触れ、様々な角度から情報を把握していくべきですが、そのためには英語に堪能でなければなりません。インターネットは日常に深く浸透し、スピーディに伝えられる国際的な情報は必ずしも母語によるものとは限らず、むしろ英語であることのほうが当たり前となっています。
そうした中、詳細な情報を掬い上げるには、高い英語能力が必要です。様々なメディアを駆使し、ニュースを素早く捉えるために必要な英語。独自のオピニオンを持ち、他者とコミュニケーションするために必要な英語。そして、ジャッジメントを的確に表現するために必要な英語。高い英語能力とは、国際的なステージに立ち、自分の仕事や役割を果たそうとする時、役立つ道具です。つまり、英語という道具を巧みに駆使することができる人々が、国際的社会で自己実現を行い、活躍する可能性が高いということになります。

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■グローバル・スタンダードと英語
北京生まれ北京育ちのイーユン・リーは、第1回フランク・オコナー賞を受賞した中国人作家ですが、中国語ではなく英語で執筆しています。彼女は英語を「新たに使える言語が見つかった」と表現しています。他にもナイジェリア人作家のチママンダ・ンゴズィ・アディーチェ、ベンガル人作家のジュンパ・ラヒリなど、母語ではなく英語を使って優れた創作を行う人々は続々と登場しています。
村上春樹の作品が世界的なものとなった原因は、世界観を損なわない英訳本の流通にあります。映画や音楽のジャンルでも、出自に関わらず英語表現に長けた人物が頭角を現しています。
グローバル・スタンダード、世界標準とは、元は技術分野における国際的な工業規格や会計基準などを指していました。現在では、「国際的である」ということを、より広範に当てはめられる大きな概念として考えられています。英語を語学的なグローバル・スタンダードとして捉えた場合、一定のレベルとルールを設け、全ての人々に平等なチャンスやモデルが提供されるべきでしょう。
これにふさわしいプログラムが存在します。世界共通の英語能力測定テストTOEICです。TOEICプログラムはアメリカの非営利団体によって設立・開発され、以後東南アジアやヨーロッパ、中南米など非英語圏にも運営機関を設置、世界約150ヶ国で実施されています。合否ではなくスコアによる能力評価を行っており、スコアからは英語のコミュニケーション能力を正確に把握することができます。

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■国際コミュニケーション英語能力テスト
TOEICプログラムには、リスニングとリーディングの問題で構成されたTOEICテスト、スピーキングとライティングの問題で構成されたTOEIC S&W、英語習得初・中級者へ向けたTOEIC Bridgeと、3種類のテストがあります。
そもそもTOEICというのは、国際コミュニケーション英語能力テスト「Test of English for International Communication」の略です。英語を母語としない者が英語を使ってコミュニケーションを行うためのプログラムであり、TOEICの各テスト問題に見る英語表現は実際のコミュニケーションの場で大いに役立ちます。リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング、どれをとっても、情報の取得や自己表現には欠かせない能力です。また、冒頭にも述べたように、広い視野と深い見識を養うためのワンステップとしてTOEICプログラムを活用するならば、最終的には「英語を使って何をするか」が重要となってきます。
国際的社会で自己実現を志すビジネスパーソンにとって、TOEICのハイスコアを目標に英語習得へと取り組むことはとても効果的です。TOEICスコアは10点から990点までの点数で評価されますが、最も高いレベルの900点代に到達することは容易ではありません。しかし、TOEICプログラムに対応したスクールやレッスンなども多数あり、これらを上手に利用しながらハイスコアを目指すことは十分可能です。
いずれにせよ、英語を母語としない者が取り組む英語学習は長期的なものです。「英語を使って何をするか」を常に念頭に置きながら、しっかりとした目標を立て、着実にレベルアップしていきましょう。