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TOEIC受験で短期目標を設定するメリット (2016/08/02)

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英語スキルを図るための指標として圧倒的に支持されているTOEIC。受験される方の多くの方が、高得点を取りたいと思っているのは当たり前。でも、仕事もしながらだと勉強をする時間も限られているし、なかなかすぐには高いスコアを取るのは難しいかなと思っている方も非常に多いと思います。そんな方に、今回はTOEIC受験にあたって、目標の立て方についてご紹介したいと思います。TOEICのスコアを少しでもあげたいなと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

●短期・中間・最終目標を立てること
学生時代、こんな経験をしてきた方はいませんか。夏休みが終わる直前になって一気に宿題を終わらせる。テストの1週間前になって、テスト範囲を復習する。もちろん、このことが悪いことではありません。期限までに宿題が終わっていれば、先生から怒られることはありませんし、勉強した範囲の問題と解答方法をしっかり覚えていれば、テストで高得点を取れることもあります。このように、やることや範囲がある程度決められている場合は、集中的にやる時間を設ければ終わりというゴールが見えてくるものです。では、宿題や学校のテストと違って、範囲が決まっていない場合はどうしたらいいでしょうか。いうまでもなく、一夜漬けではうまくいくわけはありませんよね。そこで必要なことが、短期・中間・最終の目標を立て、タスク管理を行うということになります。

●短期目標をたてて英語に慣れる
TOEICの場合、「国際コミュニケーションのための英語」という幅広い範囲から出題されるので、学校のテストのように的を絞ることはできません。英語を読んで答えるだけでなく、聞き取りタイプの問題も出題されます。ただやみ雲に問題を解くのではなく、英語の問いかけをしっかり理解し、その上で瞬時に答えを出す力が必要になってきます。英語に触れる機会が少ない人にとっては、まず英語そのものに慣れることが大切です。高得点を取りたいからといって、問題をひたすら解いたり、とりあえず漠然とやるのではなく、1日や1週間という単位から英語になれていく人が多いのです。

●英語に慣れてきたら中間目標を立てる
英語に慣れ親しみを感じてきたら次は、中間目標を立てましょう。具体的にスコアは、各セクションで何点とりたいのでしょうか。文法は得意だけれど聞き取りは苦手など、個人によって得意や不得意があるのは当たり前。苦手な分野の傾向と対策をしっかり講じることが大切ですね。苦手セクションを分析し、それを乗り切る方法を具体的に検討しておくことが必要なのは、仕事でも同じですね。目標の点数をとるために足かせになっている分野は何でしょうか。たとえば、前回はリーディングのスコアがよくなかったから、長文問題を1日1題必ず解くというように、苦手な分野を克服するために、しっかりと自分の得意分野と不得意分野を見極めておくことが大切です。

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●最終目標は未来の自分の姿をイメージ
晴れて、TOEICのスコアが目標の点数に達したら、あなたはどうなっていますか。意外に疎かになりやすいのが、自分自身の将来像だったりします。TOEICのスコアによってあなたが何を達成したいのかをちゃんと考えておかなければ、ただやみ雲に受けることがゴールになってしまうことになります。それを回避するためにも、TOEICのスコアによってあなた自身にどういうメリットがあるのかをきちんと把握しておくことが大切です。たとえば、会社からTOEICスコアが600点以上の人は昇給や昇格があるのであれば、昇給や昇格による生活の充実をゴールにするのもいいでしょう。海外に拠点がある企業で働いている場合は、800点以上のスコアを取って海外赴任し、よりグローバルに活躍するという目標を立てるのも、学習のモチベーションアップにつながります。
仮に、今の英語力では800点というハイスコアが難しい場合には、短期目標や中間目標を振り返ってみましょう。日々のタスクを着実にこなし、英語に対しての慣れや不得意分野の克服をきちんと行うことで、あなた自身の未来における可能性は確実に増えていきます。目標数値だけでなく、未来の自分の姿をはっきりとイメージしておくようにしましょう。

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●モチベーションを維持するために
TOEICの勉強はそれに集中できればよいですが、仕事をしている方や学生の方など、他の事をしながら勉強をされる方も多いのではないでしょうか。
そんな中でモチベーションが下がってしまい、断念してしまう方も少なくないと思います。
確たる目標を掲げるのも一つ、そのモチベーションを支える礎となりますが、学習のモチベーションをアップさせるためには、一緒に競い合い、協力しあう仲間や、スコアアップを支える講師も時に必要になります。独学で行き詰まってしまったり、モチベーションが下がってしまうといった時には、例えば弊校のように学習塾などに通って自分の目指すスコアに対して、一緒に勉強をする仲間を作ったり、講師に勉強法を仰ぐのも良いでしょう。