現代社会で生きていくために英語は大きな武器となりますし、最大限の恩恵を預かるためにTOEIC受験を目指す人もいます。通常の英語勉強法とはまた違った方法がベストで、0から始める場合には文法や単語力、リスニング力をつけることもとても重要です。やみくもな学習ではなく、自分に最適で、なおかつTOEICに適した勉強法が望ましいので実践したいものです。

「英語の文法」を勉強する

英語の実践力を高めてTOEICで高点数を獲得するためにはリスニングの他にも英語の文法の勉強が欠かせません。実際に文法問題が出題されるため対策は不可欠で、出題傾向や解き方のポイントを把握しておきたいです。短時間で問題を理解して回答しようと思えば空白の前後のみを読んで回答することになりますが、この際には高いレベルの文法の力が必要とされます。ですからそのレベルが低い間は問題文全体を読んだ上で答える方法がおすすめです。この試験には頻繁に出てくる文法がいくつかあるので重点的に勉強しておくと本番で戸惑いにくくなりますし、アドバンテージを得られます。
基本的には中学時代に勉強する基礎的な文法を知っておくとある程度理解しやすくなりますが、もちろんそれ以外のプラスアルファも不可欠です。具体的には助動詞や前置詞、冠詞、時制、形容詞等に関する文法はやはり不可欠でしょう。必要以上に難しく考える必要はありませんし、基礎部分から学んでいくと自然と文法に関する知識も身に付き、TOEICで高い点数を得られやすくなります。
単語の暗記に比べて苦手意識を持っている人も少なくありませんが、文法は単語に比べると数自体が少ないですし、基礎的なルールを理解しておけば様々な文章の読解や回答が容易になります。文法を理解していく勉強法を実践すれば英語学習のスピードが飛躍的に伸びるでしょう。

「単語力」を身につける

TOEICのみならず英語の能力をアップさせるためには上記の文法やリスニングが重要なポイントになりますが、単語を知らなければ文章の理解や問題への回答ができません。TOEICは中学レベルの英語初心者からネイティブレベルの人まで受験する試験なので、出題される問題の中には少々難しい単語も含まれています。単語力の向上こそが点数のアップに直結するといっても過言ではありませんが、出題傾向を見ていると登場しやすい単語が理解できるのでそれを中心に覚えていきましょう。この試験に関する教材は多種多様販売されていますが、目指す点数によって適切な書籍が変わりますし、人によって教材との相性もあるので要注意です。
必要とされる単語は中学校や高校で学んだものに加え、それ以外にも新たに勉強する必要が出てきます。学校でのテスト勉強の際には読み書きが重要視されていましたが、TOEICの場合はネイティブ発音の理解も大切になるでしょう。しかしはじめの段階では神経質になりすぎる必要はなく、何となく単語を覚えていくという過程を進めていけば問題ないでしょう。
TOEICの単語力がアップするかしないかは本人の努力にも左右されますが、使用している教材や勉強法によっても大きく異なってきます。特に単語帳や関連教材は使い勝手が良くてモチベーションが維持しやすく、自分に合っているものを選択したいです。目指す点数によって覚えるべき単語が変わることも覚えておきましょう。

「リスニング」のポイントを抑える

0からTOEICの勉強をして高い点数を目指すためには、文法など以外にもリスニング学習は避けて通れません。以前に比べて日本国内で英語を利用する際にもリスニング能力が重視されていますし、実践的に英会話を楽しむためには「聞く能力」は不可欠でしょう。ただ日本人は中学校と高校で英語学習をしていますが、特に聞く能力が育っておらず、それはTOEICの点数にも大きく現れています。点数アップの障壁とならないためにもしっかりとポイントを抑えたうえで学習しなくてはなりません。
リスニングに慣れていない人は文章のはじめ2、3単語分の聞き取りがしづらいケースが多いので、はじめから集中しておくと理解しやすくなります。リスニング能力が高まるまでは英語を聞いている時に無理に日本語に訳す必要はなく、まずは聞くことに集中すべきです。英語を耳にしながら同時に訳すというのは非常に高い能力や経験が求められるので、無理をせずにとにかく聞こえてくる英文に集中しましょう。文章の局所部分のみに注意するのではなく、まずは文章全体を多少大ざっぱでも良いので聞き取ることをおすすめします。
具体的な勉強法として、とにかく英語を何度も耳にするということが重要で、そして英文に慣れてRとLのようなややこしい部分にも注意する必要があります。英文をただ単に聞いて覚えたり理解するのではなく、一度頭の中で映像化すると理解しやすくなると言われていて、英語音声を映像化して文章全体を把握する練習を繰り返しましょう。

TOEICに関する勉強を0からスタートするのであれば、第一に単語力の充実は欠かせません。また文法が理解できていないと問題の回答やリスニングの際に困ります。それぞれの人によって適切な勉強法は異なりますが、特化した教材の使用や授業を受けることで初心者レベルから飛躍的に点数が伸びるでしょう。