エッセンス イングリッシュ スクール

必勝!TOEIC練習では同問題を繰り返すのがカギ! (2017/09/29)

AdobeStock_133653623

■繰り返し問題を解くのが重要
英語学習においてスキルアップしているという実感があるかどうかでモチベーションは大きく変わっていくものです。繰り返し練習問題を解くことで、以前に間違えた問題を復習できて、次回以降に解いた問題でもそれを活かすことができます。
ただし、繰り返し問題を解くことに対して「同じ問題を解いているから正解できるのは当たり前だ」と思う方もいるでしょう。しかし、もう一度やっても同じ間違えをしてしまうというのは意外とあるものです。しかも、一度ついた考え方の癖は直りにくいもののため、TOEICで目標のスコアに辿り着くためには、こういった小さな積み重ねが大切になります。
前進している実感がないとモチベーションを維持できず、挫折してしまう結果になりがちといえるでしょう。一度だけしか教材を解かない方もいるかもしれませんが、一度だけでは効果を得るのは難しいです。さまざまな教材を繰り返し解くことも決して間違いではないものの、一つの教材を繰り返し解いて、その教材を完全に習得することが確実な勉強法なのです。
いつも失敗していたことも、数を重ねることで理解を深めることが可能です。裏を返せば、何回でも間違えることができるのもメリットの一つなのです。本番以外では間違えるのは良いことで、決してネガティブに捉える必要はありません。毎回当たり前のように解ける問題もあれば、以前は解けていたのに間違えてしまう問題もあるでしょう。新しいミスをどんどん発見できるのも一つの教材を繰り返し解くことによって得られるプラス材料です。
多くの失敗を経験しているからこそ本番で成功できる理由に繋がっていきます。繰り返し問題を解くのは理解度を深める上での大きなポイントになるのは間違いありません。

 

AdobeStock_109605508
■英語における勉強とは内容を覚えること
数多くの参考書をとりあえず手当たり次第に勉強することが、英語学習において100%間違いとは言い難いものの、効果的かというとそうではありません。それだけだと、勉強した気になっているだけの方も少なくありません。参考書の内容を覚えているかどうかが英語における勉強で大切です。
見たことがある単語や文章が出てきたとしても、理解度が深まっていないと全く意味がありません。TOEIC練習における大きな落とし穴になるでしょう。同じ参考書を繰り返し解いていくのは地味な作業で、本当にスキルアップしているのかと不安にかられるシーンもあるかもしれません。しかし、最も効果が高いのが事実です。
目標とするスコアに到達するための基本中の基本となります。中には1回読んだだけで覚えられる方もいるものの、基本的には参考書の内容を1回から2回程度で覚えるのは現実的ではありません。
英語における勉強法を間違っていない方は当然TOEICの点数も高いです。そして、その方たちに共通する特徴は、同じ参考書を何度も解くことの重要性を分かっていることです。飽きるほどにまで繰り返して読んでいるという人も多いようです。
高得点を取れる方と取れない方の違いは、勉強方法にあります。単純な勉強不足のケースを除けば、誰しもに高得点を取れる可能性はあります。地道に参考書の内容を覚えていくのに苦痛を伴うのは間違いありません。ただ聞き流すだけで劇的にスキルアップするということはなく、コツコツと地道に何度も同じ問題を解く作業を続けるのは、高得点を取るためにとても大切なことです。
一つの目安になるのは参考書の内容を8割程度覚えているかどうかです。これは体感でも問題なく、まずは参考書の内容を8割程度理解していると感じるまで地道に取り組んでいくのが良いでしょう。100%参考書の内容を理解するのは難しく、あまり現実的とは言い難いものの、8割程度ならあきらめなければほとんどの方が達成できるものです。

 

AdobeStock_104706536
■勉強量よりも理解度
TOEICのための練習をしていく中で、勉強量をベースとして勉強をしようとするのはおすすめできません。問題となるのはいうまでもなく、どれくらい理解できているかです。理解をしていないと結局目標とする高得点を取ることができません。
参考書の内容を8割程度理解する点で考えると、1回から2回で8割程度理解できるのなら問題ないものの、10回でも8割程度理解していないのなら、さらに同じ参考書で繰り返し勉強をするしかありません。勉強量はいってみれば勉強した時間です。勉強した時間が長くなると何となくでも勉強をした気持ちになるでしょう。そして理解度が深まっていると勘違いしてしまうことに繋がっていきます。
あくまでも理解しているかどうかが大切であるのを忘れてはいけません。参考書の内容を8割程度理解すれば、単語や文章が定型文のようになっていきます。自分の頭の中に残っている単語や文章は引き出しの一つです。英会話の幅が広がり、表現が豊かな英会話を繰り広げられる理由になるのは間違いありません。一つの教材を繰り返し説くしか引き出しを増やせません。自分で意味や目的を理解した上で勉強することが理想であるのは間違いないものの、勉強量だけで判断してしまっている方も少なくないでしょう。